Redmineというオープンソースがチケット開発の基盤として注目されている。
チケット開発と聞くとアジャイル的な印象を持つので、そういったソフトウェア開発の現場での利用が想定されるかもしれない。
従前のウォーターフォールモデルできっちりとしたWBSを作って予定通り遂行する開発に代わって突発的に発生する仕様変更や開発方針の変更、障害への対応からリポジトリ管理、Wikiを使った仕様管理、要件管理まで、一元管理できるRedmineはその基盤として有用である。
一方、中小IT企業で発生する作業のほとんどがこれと似ている。
・突発的な社内作業による定常作業の混乱
・担当者個人にのみ蓄積されるノウハウ
・各担当者の作業が見えない
どれもウォーターフォールモデルにおける問題点と似ている。
Redmineは当然チケット開発に特化した機能を持っているが、プラグインの活発な開発とローカライズの簡易性、Ruby on Railsの簡易なカスタマイズ性を考えると、これらを組み合わせて中小企業に十分たるERPが実現できるのではないかと思う。
今後Redmineを活用してどのようなデータの流れを作ることが可能か試していきたいと思う。