
仕事をしていると、もっと中学時代・高校時代に学校で習ったことを真剣に勉強しておけばと後悔することが多くあります。
特に中学時代は、授業で習うようなことをなぜ勉強するのか、将来何の役に立つのか良く分かっていませんでした。
好きなことは授業と関係なく好奇心もって本を読んだり実験したりいろいろ出来ていたので、学ぶことが嫌いなわけではなかったのですが、学校の授業以外の勉強の方が楽しかった気がします。
特に、祖父から農業や昔のことを教えてもらって興味を持てたので、そういったところは単純におもしろかったから学べたという部分が多く、今でも感謝しています。
ただ、これって本当にもったいないことだと思います。当然ながら子供は時間の大半を学校で学んでいます。
小学校で授業についていけない人は少ないですし、小学生は何のために勉強するとか考えずに勉強しているでしょう。
それは良いと思います。
中学生で勉強をどう考えるかが大きな分かれ目な気がします。
ここで明らかに勉強についていけなくなったり、勉強する意味が分からなくなったりする人が出てきます。
現実的には塾などで補強するしかないのでしょう。
でも、勉強する意味が分からないままついていけない勉強に無理やりついていくのって苦痛でしかないと思います。
勉強って何の役に立つのか。
「いい大学に入っていいところに就職をするため。」
ほとんどの大人がそう答えてきたと思います。
でも、それは間違っています。
勉強は人に評価してもらうためにするんではありません。
自分自身を育てるんです。
その時点で将来やりたいことが決まっていなくとも何の問題もありません。
勉強することは自分の視野を広げるんです。
自分のやりたいことができたときに、やりたいことに向かえる可能性が広がるんです。
結果的にいい大学に入れなくとも何も問題ありません。
自分のために勉強するんです。
それを大人は伝えるべきだと思います。
子供の時は誰しも、勉強は大人になったら使わない。
そう思ったはずです。(私も思っていました)
そういった子供たちを後押しするためにも、大人になってからこういったときに勉強が役立ったよ。
という具体例を大人が示していかないといけないと思います。
中学生が自信を持って自分自身を育てていける世の中にならなければならないと思います。
これから日本はどんどん人口が減っていき、今の2/3程度になり高齢化が進むことが見えています。
GDPを維持しようとしても、経済政策などでどうにかなる数字ではありません。
一人一人が自分の価値を何倍にも高めるしかないんです。
大人になって自分の価値を高めるのはとても大変です。
中学生、この時を大事に過ごして欲しいです。
そして、未来への扉を開け放って欲しいです。