
先日PHSのMNPが発表され、今後は番号を変えずにPHSと携帯で契約変更が可能になる。
これにより、今後は070番号でも携帯電話、090番号でもPHSということがありうることになり、電話番号が何で始まるかということに意味がない時代に向かっている。
私はコールセンターやIP電話のシステムを構築しているので、電話番号に対しては大きな関心を持っている。特にIP電話においては050で始まる番号が広く使われており、多くの企業の名詞やHPに記載されるようになってきたため、勝手にすっかりスタンダードになっていたと思っていた。
ところが、先日区役所でこの番号を書類に書いたら、窓口の年輩の男性が躊躇なく050-XXXX-YYYYの番号をXXXX-YYYYと別の書類に書き写した。
当然その番号ではつながらない。。
固定電話であれば市外局番をつけなくても電話がかかるということすら最近ほとんど気にすることが無かったため、自分の常識との差に驚きを覚えた出来事だった。
ネット社会、グローバル社会において、どこにその人がいるかということはあまり意味をなさなくなっている。 今後携帯、PHSに加えて050番号が増えていき、個人・ビジネスとも場所を意識せずに電話をかけることがより普通になっていくだろう。それでも、市外局番を長い間電話として使っている人のことを忘れてはならないと思う。